DRG
OVER SOUNDS

OUT NOW

DRG『OVER SOUNDS』配信中

Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
DL: iTunes Store / Amazon Music

Apple Music

OVER SOUNDS

01

Not Wrong

02

AGAINST THE POWER

03

My soul is calling

04

Kill the scammer

05

Everything rusts away

06

Waiting on the Moon

07

WALK

午前零時、駅前は羊の群れであふれていた。人々はスマートフォンの光を見つめ、同じ夢を反芻している。歩調は揃い、仮面は剥がれない。仮面が彼らを守っているのか、それとも彼らが仮面を守っているのか、判別できなかった。

その夜、古本屋の前で一枚の紙切れを拾った。薄い紙に、震えるような手書きでこう書かれていた。「全てを奪いにやってくる」

雨に濡れて文字はにじんでいたが、脅しではなく告白のように見えた。誰かが必死に伝えようとした痕跡。その瞬間、街のざわめきが遠のいた。

詐欺師たちは宗教を名乗り、希望を売り歩き、不幸を増幅させてきた。権力は口実を巧みに仕立て、自らを正当化する。他者の感情など意に介さず、幸福を踏みにじり、粉々にしてきた。私は知っている。私はその破片をいくつも拾ってきた。

間違いではなかった。ただ愚かだった。

私は紙切れをポケットにしまい、灰色の街を歩き出した。全てが錆び、朽ちていくように見える。けれど、その錆の下で新しい芽が震えているのを感じた。灰の中の骨でさえ、新しい方向を探している。

私には幻影がある。月の裏側で、君が手を振っている。遠い夢の中で交わした約束が、今も血の中で鳴っている。再び出会うために。

昨日はいつしか過ぎ去った。新しい朝が始まる。私は問う——よく眠れただろうか?今日は違う日だ。歩こう。虹の彼方へ。月の裏側へ。風の中へ。新しい世界へ。

午前零時。私は毎夜この時刻に思い出す。私たちは間違っていなかった。私たちは愚かだった。それでも——。

先行レビュー

グランジの亡霊と未来のノイズが交錯する、新世代オルタナの胎動

DRG『OVER SOUNDS』ラフミックス試聴ノートより抜粋

DRGによる1stアルバム『OVER SOUNDS』は、かつてNirvanaやRadiohead、Smashing Pumpkins、Nine Inch Nailsが築き上げた“オルタナティブ”という感覚を、2020年代の閉塞感とともに再定義しようとする試みだ。「継承と破壊の意志」が宿っている。

本作は「大声で叫ばない怒り」「爆発せずに内圧を保ったまま膨張する焦燥」といった、極めて現代的なエモーションのスタイルを取る。日常に溶け込んだ絶望や静かな違和感に耳を澄ませたサウンドが、粘性のあるリアルを浮かび上がらせる。

DRGが鳴らしているのは、2020年代の“孤立と希望なき時代”における、生存のための音楽だ。静かな戦いの記録として、次世代オルタナティブ・ミュージックの胎動を感じさせる。

Nirvana Radiohead Smashing Pumpkins Nine Inch Nails

“声を荒げない反抗”が、Z世代のメンタルが抱える無音地帯に輪郭を与えていく。

CONTACT

drgxxxxxxxx@gmail.com